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2025/11/29 10:00

【原産国】 インドネシア
【地域】 スマトラ島北スマトラ州リントン周辺
【標高】 1,100-1,500m
【品種】 ティピカ、ティムティム他
【精製】 スマトラ式ウェットハル
マンデリンファンの方お待たせしました!
マンデリン・リントンが入荷しました。
マンデリンの産地である北スマトラ地域では、巨大なコーヒー農園ではなく、数百軒もの小規模農家がそれぞれ小さな畑でコーヒーを栽培しています。リントン・ニフタ地区の農家も同様で、彼らが丹精込めて育てたコーヒーチェリーが、最終的に「リントン・マンデリン」として集約されます。
マンデリンの最大の特徴である個性的な風味は、現地の気候風土に適応した独特の精製方法「スマトラ式」によるものです。
一般的な精製方法では、パーチメント(豆を覆う殻)を付けたまま完全に乾燥させますが、スマトラは雨が多く湿度が高いため、その方法では乾燥に時間がかかり、カビなどのリスクが高まります。そこで、現地の人々は以下の特別な工程を生み出しました。
収穫・果肉除去: 農家がコーヒーチェリーを収穫し、自宅などで果肉除去機を使い果肉を取り除きます。
半乾燥と脱穀: 粘液質(ミューシレージ)がついたパーチメントコーヒーの状態で、数時間から半日ほど天日干しします。まだ水分を多く含んだ半乾きの状態で、パーチメントを剥がしてしまいます。
本乾燥: パーチメントが剥かれたグリーンビーンズ(生豆)は、その後、集荷業者やドライミル(加工工場)に運ばれ、さらに数日間かけて完全に乾燥させます。
この早い段階での脱穀と乾燥プロセスが、マンデリン特有の深い緑色と、あのアーシー(土っぽい)で複雑な風味を生み出します。
◆焙煎度
フレンチロースト(深煎り)
◆味わい
マンデリンらしい、どっしりとした重厚感のあるコクと苦味。
ミルクとの相性も抜群。
