【ケニア】カグモイニ(深煎り)
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【原産国】
ケニア
- 地域 : ニエリ郡、マシラ地区
- 標高 : 1,650~1700m
- 品種 : SL28,SL34
- 精製 : フルウォッシュド
カグモイニ水洗工場はニエリ郡、マシラ地区に位置します。
ニエリ郡はナイロビから北へおよそ150kmのケニアの前中央州にあたり、5つの郡と境界線を共有しています。東にはキリニャガ郡、北東にはメルー郡、北にはライキピア郡、西にはニャンダルア郡、南にはミュランガ郡があります。
ニエリ(Nyeri)という名は植民地時代に由来しています。1902年の終わり頃、影響力を強めようと考えていたイギリス軍がケニア山近くに駐屯地を建てたものの、地元原住民のキクユ族戦士の激しい抵抗にあったというのがキアニリ(Kia-Nyiri)と呼ばれる丘で、そこが現在のニエリ郡が置かれた場所になります。
カグモイニ水洗工場はマウガガ生産者組合に属します。この組合は他に、ゲイティーナ、キエニ、キアマバラ、ギャサグの水洗工場を擁しています。
カグモイニ水洗工場はおよそ1100人のメンバーからなり、彼らは1年間におよそ420トンのチェリーを生産する220ヘクタールのコーヒー農園を所有しています。カグモイニの農家ではさらに茶やバナナも育てています。
◆精製方法-
コーヒーチェリーの成熟は慎重に見極められており、早朝、然るべきタイミングで真っ赤なコーヒーチェリーが手摘みでバケツに入れられ、ウェットミルに運ばれていきます。
午後の日差しの下、収穫されたコーヒーチェリーはウェットミルのパティオに広げられ、未熟/過熟なチェリー、異物等の選別にかけられます。そして、赤く適度に熟したチェリーのみが果肉除去機のホッパーに投入されます。
きれいな水を引き込み、ホッパー内にある山積みのコーヒーチェリーへと流し入れられます。水洗されたコーヒーチェリーは果肉除去機によってパルピングされます。
果肉が除去されたコーヒーパーチメントはパルパーから水路へと流し込まれ、沈んだ比重の重い豆のみが水路の底の穴から発酵槽と流れ落とされ、発酵工程に入ります。
翌日、コーヒーのミューシレージの粘り気を経験豊かな工場長が手触りでチェックし、ミューシレージの分解度合いが十分と判断された段階で、水洗用のタンクで丁寧に水洗されます。水洗の後、タンクの排水板が開けられ、コーヒーが水洗水路に流し込まれます。
緩やかに傾斜したタイル貼りの水路でパーチメントを流し、ミューシレージを取り除いていきます。
パーチメントが下まで流れ着くと、木製のトンボを使用して再度水路の上部へコーヒーを押し戻し、作業を繰り返します。軽い豆は水圧で下流へ戻ってしまいますが、重たい高品質な豆はあまりその場所から動きません。これにより比重の軽いパーチメントを取り除いていきます。
こうして選別をクリアしたパーチメントをテーブルの上に広げ、天日干しにします。雨のと時や直射日光が強すぎるときにはパーチメントを覆って適した状態に保ちます。コーヒーの水分値は定期的にチェックされ、10~12%に達したところでドライミルに送られ、船積みを待ちます。
【焙煎度】
フレンチロースト(深煎り)
【味わい】
スパイシーで華やかな香り。コクと苦味はしっかりあるが、後味は軽やか。
¥750